【屋形船って酔う?】船酔いや揺れへの不安を吹き飛ばして楽しむ方法

屋形船

 

和船の一種で、船の上で宴会や食事、景色見てを楽しむ屋形船。平安時代からその原形があり、貴族の遊びなどに使用されていました。

内装は座敷というイメージをがありますが、最近ではテーブル席や掘りごたつなどさまざまな種類の屋形船があるため、忘年会・新年会・歓送迎会や仲の良い人たちでの女子会、カップルのデートなど用途に合わせたスタイルの船を選ぶことができます。さらに少人数からでも利用できる乗合船もあります。
一方、乗船したことがない人にとってはどのくらい船が揺れるのか、船酔いはするのか、心配になりますよね。今回は屋形船の魅力から船酔いはするのか、さらに船酔いしない対策や楽しみ方をご紹介します。

1.名所を巡れる屋形船の魅力
屋形船の魅力はゆっくりとしたスピードで隅田川や東京湾の名所を巡れたり、季節の移り変わりを楽しめることです。乗船場は4か所もありさらに、屋形船の中にはスカイデッキが備え付けられている船もあります。みんなとわいわいお酒を楽しんだ後は、展望デッキで夜風に当たるのもいいものです。
人数によっては貸切船にもできて、忘年会や新年会には最適です。「屋形船にはトイレは付いているの?」と心配になる方もいますが、船内にはトイレがしっかりと設備されています。冷暖房も完備しているため快適に過ごせます。

1-1.外国人観光客にも人気
日本を観光するのであれば、日本の文化に触れたいと思う外国の方は多いでしょう。
海外のクルーザーと一味違う屋形船の歴史は、古くは平安時代にまでさかのぼり、日本の風情を感じられるものです。料理は基本的に和食で日本の食文化を感じられるため、外国人旅行者にはとても喜ばれます。

2.酔うのが不安!屋形船って揺れるの?

屋形船に一度も乗船したことない方は、どのくらい船が揺れるのか気になりますよね。川を航行する屋形船はそれほど揺れないので心配ありません。一方、海を航行する屋形船の場合、波があるので酔いやすい方は注意が必要です。

もともと大型船は揺れが少なく、小型の船でも横揺れ防止の装置を導入しているものもあります。揺れに対する対策が十分取れている屋形船は多く、小さな子供でも心配する必要はないでしょう。しかし、どんなに対策を取っていても。その日の天候やほかの船とすれ違うときに相手の船が起こす波で多少揺れてしまうこともあります。

3.屋形船でできる船酔い対策

多少の揺れでもやはり船酔いが不安な方もいます。緊急でないかぎり途中下船ができないため、最後まで屋形船を楽しむには念のため船酔い対策をするといいでしょう。

3-1. 昼より夜に乗船

もし船酔いが心配な方は夜に乗船するのがおすすめ。船酔いの原因のひとつは、視覚からの情報とバランス感覚を司る三半規管が感じる揺れにギャップが生じていることが挙げられます。そのため明るい昼間よりも視覚情報の少ない夜の方が船酔いしにくくなります。

3-2.船の座る場所
船酔いは船に座る位置が重要となります。端だと揺れを感じやすいためなるべく揺れずらい真ん中に座ると船酔いになりづらいでしょう。

3-3.頭を下に向けない
人は下を向いているだけでも酔いやすいくなります。これも視覚情報と三半規管のギャップによるものです。頭を下に向けた状態が楽と感じるなら目をつぶりましょう。視覚とギャップをなくすことができます。
そうでないなら、なるべく下を向かず背筋を伸ばし、長時間前屈みにならないようにすることが大切です。

3-4.お酒を飲みすぎない
船の上で美味しい料理に美味しいお酒…つい楽しくなって、飲みすぎてしまう場合があります。お酒の酔いと船酔いは別ですが、船酔いしやすい人がお酒でも酔ってしまうと辛い思いをダブルで受けてします。そのためお酒の量を調節して適度に飲みましょう。

3-5.酔い止めを飲む
市販で売られている酔い止め薬は船酔いにも効果があります。乗り物酔いしやすい方や少しでも不安に思う方は、屋形船に乗船する前に酔い止めを飲んでおくと安心です。

3-6.体調を整えておく
寝不足やその日の体調が悪ければ、普段酔わない方でも酔ってしまう可能性があります。二日酔いならなおさらです。当たり前ですが、乗船するとさらに気持ち悪くなってしまうので後日あらためて乗船することをおすすめします。

4.酔いも忘れる屋形船の楽しみ方

屋形船ではさまざまな楽しみ方があります。酔いも忘れるくらい自分に合った楽しみ方でステキな時間を過ごしましょう!

4-1.ゆったり料理を堪能
ゆっくり進みながら景色を楽しめる屋形船で食べる料理は格別です。予約したコースや時間、料金によって内容は異なりますが、揚げたての天ぷら、舟盛りのお刺身、江戸前の旬の食材をふんだんに使った料理が味わえます。

4-2.カラオケで気分を上げよう
屋形船ではカラオケの設備を整えているのが一般的です。設備を利用すれば、カラオケ大会を開催できます。
いつもカラオケボックスに比べて船内は広く、船の上という非日常を味わいながら気持ちよく歌えます。豪華な料理を食べて美味しいお酒を飲みながら、ほろ酔い気分で歌う…最高です。浴衣で歌えば、より一層気分があがるでしょう。

4-3.季節によって違う風景
乗船する季節で違う景色を楽しめる屋形船。季節によって、どのような風景が見られるのでしょうか。ここでは四季折々の魅力についてご紹介します。

4-3-1.春は夜桜
春はなんといっても桜!船の上でゆったりと眺める桜はいつもと違って新鮮味があります。屋形船でしか味わえない特等席で春の訪れを感じられるでしょう。さらに夜はライトアップされるのでキラキラと輝いた夜桜を楽しめます。

4-3-2.夏は水面に映る花火にも注目
夏は浴衣で花火大会を屋形船からというのはいかがでしょうか。夏の大空へと豪華に打ちあがる花火だけではなく、水面に映る花火にも注目です。心から震えるくらい感動的です。ぜひ、恋人とロマンチックな花火を見てみましょう。

4-3-3.秋は紅葉や燃えるような夕日
秋は季節の移り変わりを感じることができます。旬の食材をたくさん使った料理を食べながら、紅く染まった紅葉や燃えるような夕日を眺め、大切な仲間や恋人とゆったりお酒を楽しみましょう。

4-3-4.冬はネオン輝く夜景
冬の屋形船は暖かい船室から夜景を眺めるのが一番です。普段見ている東京の夜景とは思えないほど冬の透き通った空気が街のネオンを輝かせ、東京スカイツリーや東京タワー、お台場にあるレインボーブリッジなどより一層キレイに見えます。忘年会や新年会は、キレイな東京の夜景を見ながら屋形船で過ごしてみてはいかがでしょうか。

「船酔いも対策すれば、問題なし!」

いかがでしたか?
屋形船は船行する場所によって揺れはありますが、横揺れ防止の装置を導入してある船があります。かなり揺れを軽減できるみたいなので船酔いする方にはおすすめです。心配方は事前に酔い止めを飲んだり、遠くを眺めたり酔い止め対策をしておきましょう。
酔いなんて忘れるくらい、仲間と楽しくカラオケしたり、その季節によって見どころが違う風景を眺めたり屋形船を楽しむ方法はたくさんあります。自分に合った楽しみ方で屋形船でステキな時間を過ごしてみませんか?
心配方は事前に酔い止めを飲んだり、遠くを眺めたり酔い止め対策をしておきましょう。

まとめ
・屋形船は平安時代からある
・昼より夜の方が酔いづらい
・船によって横揺れ防止がついている
・念のため酔い止め薬を飲むと良い
・季節によって見える風景が違う

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