東京の夏と言えばさまざまなイベントが目白押しですが、やはり隅田川の花火大会は別格でしょう!
スカイツリーをはじめとした摩天楼を背景に、夜空を埋め尽くす2万発を超える花火…勇壮でありながら華麗。夏の暑さを忘れさせてくれる、素晴らしいイベントです。
できるだけ良い場所でみたいものですが、そこは毎年100万人以上が訪れる隅田川花火大会。場所を確保するだけでも一大事です。
そこで今回注目したいのは屋形船!
屋形船は、花火大会を会場である隅田川の上という最高のロケーションで楽しむことができます。詳しく解説しましょう。
1.東京で人気の花火大会
夏の風物詩といえば花火大会ということもあり、全国各地でたくさんの花火大会が開催されます。東京は特に盛んで、開催される花火大会は毎年20を超えます。
その中でも特に有名な2つを紹介いたします。
1-1.隅田川花火大会
隅田川花火大会は、台東区浅草と墨田区向島の間を流れる隅田川で毎年行われます。開催日は7月最終土曜日(天候不順の場合欲日曜日)。8月に行われる「江戸川区花火大会」と並び東京二大花火大会のひとつに数えられています。
起源をたどると江戸8代将軍徳川吉宗までさかのぼる、長い歴史を持つ花火大会です。花火の掛け声として有名な「玉屋ー!」「鍵屋ー!」もこの花火大会の担当花火師の屋号です。
桜橋下流から言問橋上流までの第1会場と、駒形橋下流から厩橋上流の第2会場の2会場に分かれており、同時に開催されます。
1-2.東京湾大華火祭
東京湾大華火祭(とうきょうわんだいはなびさい)は、1988年(昭和63年)から始まった、東京都中央区主催の花火大会です。会場は中央区立晴海運動場がある晴海地区を中心としています。
ただ、残念なことに30回を目前にした2015年の第27回大会時に、この花火大会の「休止」が告げられました。理由は東京五輪です。会場となる晴海地区が選手村に選定されたため、充分な会場を確保できなくなってしまったのが大きな理由と言われています。
東京都中央区では、同規模の花火大会が再開できるよう、東京都をはじめ周辺自治体や関係機関に協力を求めているため「終了」ではなくあえて「休止」としています。
2.花火の場所取り時間の平均は2.6時間
日本の花火大会は世界的にも人気で、毎年国内外からそれを目当てにたくさんの観光客が訪れます。そのため、観覧場所を確保するのも大変です。
株式会社ウェザーニューズの調べでは、花火の場所取りの平均時間は2.6時間という結果が出ています。これは、花火大会の開催時間と同じか、あるいはそれ以上の時間を場所取りに費やしていることを表しています。
夕方とはいえ盛夏に2時間半の場所取り、しかも花火が見えないといけないので当然屋根も空調も期待できません。肝心の花火大会が始まるころには汗だくの疲労困憊、地面が近いため輻射熱を浴びて熱中症の危険も少なくありません。
3.屋形船なら場所取りをする必要もなく花火を鑑賞できる
大変な場所取りを一気に解決してくれる方法があります。それが「屋形船」です。
屋形船と言えば「おじさんたちが団体で予約を取って宴会をするもの」というのは古いイメージです。宴会向けの貸切舟だけでなく、少人数での乗合型の屋形船も増え、ひとりから予約できるものも多くなっています。予約は実に簡単で、週末に取るレストランの予約とさほど変わりません。
予約を取ってしまえば、あとは出発時間までに乗船場に行けば、特等席で花火を観覧できるというわけです。
3-1.非日常の景色を満喫できる
花火大会という幻想的なイベントを、普段まず立つことのない川の上から眺めることができる屋形船は、あなたを非日常の世界に連れていってくれます。
船上から見る夜の隅田川河川敷は、普段徒歩や車の窓から見る景色とは全く異なる表情を見せてくれるでしょう。
例を挙げると「屋形船平井」では品川から始まってお台場、そのまま隅田川を桜橋まで上るコースがあります。こちらもおひとりさまから予約できる乗合型の屋形船なので、花火大会はもちろん春のお花見デートなどにもピッタリです。
3-2.船の上からノンストレスで花火
群衆にもまれながらの花火見物もそれはそれで味のあるものですが、やはりくつろいで楽しみたいものです。
屋形船であれば利用人数に限りがある(乗合型で30名前後)ので、仮に満席だったとしても周りの人と押し合いへし合いということにはなりません。橋の下を通るときを除けば建造物にさえぎられることもなく、夜空にあがる花火を存分に楽しむことができます。
冷房の効いたあなた専用の席でお酒を片手に見るのも良いですし、デッキなどに出て風を受けながら音と光を全身で楽しむのも素敵です。
3-3.美味しい食事やお酒も一緒に楽しめる
屋形船と言えばやはり料理です。特に隅田川はたくさんの屋形船が営業している激戦区なので、旬の食材と優れた料理人が揃っています。
旬の魚介を使った「江戸前天ぷら」をはじめ、趣向を凝らしたさまざまな料理が楽しめます。メニューも多様化しており、和食はちょっと苦手という方も楽しめる、中華、創作料理、鍋やもんじゃ焼きなどを出す屋形船もあります。
料金については船宿(屋形船の業者)ごとにまちまちです。ホームページなどでご確認ください。特に花火大会のような季節イベント時には特別プランや料金でサービスしているところも多いので、しっかりチェックしましょう!
一流の料理人が腕をふるった料理を食べ、美味しいお酒を飲みながら、窓の外で次々と上がる花火を眺める…きっと素敵な思い出になりますよ!
4.予約方法と注意点を徹底紹介
屋形船は基本的に完全予約制です。
ここでは予約の方法と注意点を解説します。
4-1.平井屋形船の予約方法
一番簡単な方法は、平井の公式ホームページで予約を取る方法です。
早めに予約をしないと満員御礼で受付終了になってしまうので、公式ホームページか電話で予約を取りましょう。
貸切り屋形船のご予約はこちら
https://www.hiraimaru.com/kashikiri.html
乗合船のご予約はこちら
https://www.hiraimaru.com/noriai.html
電話番号:03-3471-9267
4-2.イベントの予約はお早めに!
プランごとの予約人数が最低催行人数(10名程度)を満たせば基本的にいつでも出船する屋形船ですが、花火大会を筆頭にイベント時は予約が集中します。予約に出遅れれば売り切れてしまう可能性が高いです。
特に隅田川花火大会は年に一度で例年予約が殺到します。受付自体はたいてい2か月前(乗合船の場合)には始まっているので、行くと決めたら一日でも早く予約を入れましょう!
キャンセル料の規定も船宿ごとに異なりますが、大体10日~2週間前からキャンセル料が発生します。逆に言えばそれまでは無料なので、とりあえずで席をおさえてから予定を立ててもいいでしょう。
4-3.花火大会は雨天順延の可能性もある
屋形船自体は雨に強いですが、肝心の花火大会はそうはいきません。開催決定は原則当日の朝8時に行われます。
天候不順の際、花火大会自体は翌日に順延する場合がほとんどです。それに合わせて乗船日をスライドさせてくれる船宿もあります。
予約のスライドなしで、予定通りの時間に通常プラン(お台場周辺の夜景を楽しむ「台場コース」など)で運行し、花火大会プランとの差額を返金してくれる場合もあります。
いずれにせよ対応は船宿ごとにまちまちなので、事前に確認してご自身の希望に近い屋形船を選びましょう。
花火大会は場所取りしない屋形船がおすすめ!
花火大会は外せないイベントですが、年々暑さを増していく夏の盛りに何時間も場所取りをするのはやはり大変でしょう。
ホームページからの予約ひとつで花火大会を開始から終了まで余すことなく、しかも最高のロケーションで楽しめる屋形船は、間違いなくおすすめの楽しみ方です。乗船場も大会会場の最寄り駅からは離れている場合が多いので、行き帰りの混雑にも巻き込まれにくいのも魅力的ですね。
この夏、屋形船からの花火大会を体験してみませんか?
まとめ
・隅田川花火大会を見るなら断然「屋形船」の利用がおすすめ!
・屋形船なら場所取りなしで最高のロケーションで美味しい料理を食べながら花火大会を楽しめる
・予約は1日でも早めに取ろう
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